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渓流釣り場 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

渓流釣り場 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

渓流釣りは数あるアウトドアの中でも、自然を直に楽しむことができるものの1つです。釣りと言えば「糸を水に垂らして魚が餌に食いつくまで待つ」というイメージがありますが、渓流釣りは比較的短時間で釣り場を変えつつ行います。基本的に下流から上流へと登っていきますが、いずれも自然豊富な場所ですので、移動の際は石を飛び越えたり、岩を渡ったり、場合によっては藪漕ぎやちょっとした登山をしながら上流を目指すものです。このように、渓流釣りには他のアウトドアにはない冒険心や探求心を刺激する魅力が豊富にあり、多くの釣り人を惹きつけています。

意外と身近にある初心者向けの釣り場

渓流釣りは、とにかく経験して魅力を知るのが大切です。特に釣り自体が初めてという方は、まずは近くの川で釣竿を振って仕掛けを下ろしてみるのがおすすめです。最初から本格的な釣りを始めるのも悪くありませんが、渓流釣りは釣りの間に経験する事が多くあります。特に最初の数年は失敗が多くて釣りにならない事もしばしばです。釣竿や釣り糸、仕掛け等の装備をひっかけて川に残す事になると大変ですし、難易度の高い釣り場で藪漕ぎや登山をすると、想定外の事態に対処できない事もあります。近所の川でも渓流釣りの要素が一部体験できるものです。失敗を重ねながら成長していく段階と考えて、自分にできそうな方法で経験を積みましょう。

初心者の頃は釣りの方法だけでなく、アウトドア特有のマナーも把握していない状態です。渓流での釣りは基本的に孤独な作業で、他の方との接点を持ちにくいやり方が主流になっています。他人の装備や助力をアテにしてはいけない環境ですので、釣りだけでなくゴミの管理や身の安全の確保等、全て自分1人で行えるのが前提となります。近所の川で気軽に釣るだけでも、様々なマナー遵守やリスク管理が必要だと気づくでしょう。近所の川での釣りは、最初の一歩として悪くない選択です。

本格的な釣り場として初心者におすすめの場所

渓流釣り場として、有名な場所は全国各地に存在します。最寄りの川へ出かけるのも良いですし、評判の良い川を目指して遠征するのも楽しいでしょう。基本的にどの場所を選んでも構いませんが、初心者の内はできるだけ自宅から近い場所がおすすめです。渓流釣りは釣りとは言われますが、釣り場によっては一種の山岳スポーツと言えるほど心身を消耗します。あまり遠くへ出かけると帰りがしんどくなりますので、体力配分を間違えないように計画的な行動を心がけましょう。近所ではつまらないと思うかもしれませんが、住み慣れている地域でも、少し川を上ると全く別の世界が広がっているものです。見る度に違う発見があり、意外性もあります。

釣り場を選んで本格的に活動を始めるに当たって、準備は適切に整えなければいけません。例えば、釣竿は予算の許す範囲で最も良い物を入手しましょう。良い釣竿ほど軽くて、ヒットの感触もよく伝わりますので、釣りを楽に楽しく行えます。初心者の段階では、釣竿から針までをできるだけコンパクトに収めると良いでしょう。川の周囲に生えている木々の枝にひっかけにくくなります。衣服はできるだけ地味な色を選びましょう。魚は意外な所で釣り人の気配を察知するもので、衣服の色もその警戒ポイントの1つです。

初心者から上級者まで人気の高い釣り場とは

渓流釣りで初心者に人気のある釣り場の1つとして、管理釣り場があります。釣りに適した環境がよく整備されていて、釣りそのものが初めてという方や家族で釣りに挑戦したい方でも釣りが楽しめる場所と言えます。ただし、管理がされているとはいえ、中には釣りの上級者が挑戦する難易度の高いエリアが隣接する場所もあります。釣り道具の扱い方を覚える環境として、初心者が通うには適切な場所の1つと言えるでしょう。また、本当の川と異なり比較的他の釣り人に声をかけやすい環境がありますので、釣り仲間と知り合うにも良い場所の1つです。

本格的な釣りを始める前に、ある程度の事前知識を頭に入れて、経験を積み重ねるのは悪いことではありません。経験豊富な釣り人でも、山に囲まれた自然の川での釣りと、管理釣り場での釣りとの両方を楽しんでいる方は多くいます。それぞれに上手く釣る為のノウハウが異なるものですが、管理釣り場での経験は必ず自然の川での活動に生かされるはずです。

釣り場におけいて注意すべきポイント

初心者が釣りを行うに当たって、必ず覚えておくべきなのがマナーを守る事です。特別に難しいことはなく、日常生活で当たり前に行っている事や、釣りの常識を考えれば納得できるものになります。まず、事前に鑑札を入手して、無くさないように携帯できるようにしましょう。鑑札は漁業権を持つ漁協から得られる釣りの許可です。また、上流で釣っている方がいる時は、追い越さないように気を付けます。他の釣り人の近くで釣りを始めるのも良くないことです。挨拶は、相手の休憩中や移動中に限って声をかけるように気を配ります。この他、ゴミを必ず持ち帰るのも大切なマナーの1つですので、川を汚さないように必ずゴミは自分で管理しましょう。

釣り人同士の挨拶は単なる習慣に見えるかもしれませんが、お互いが情報交換をする良い機会となっています。また、不審者や熊といった脅威ではないと確認し合う重要なプロセスです。渓流釣りは魚が騒音で逃がしてしまう事がありますので、釣りの間に話しかけたり、勝手に通り抜けたりしないようにしましょう。川の管理には膨大な資金が必要ですので、皆がゴミの管理をしっかり行えば、それだけ川を維持しやすくなります。一見、煩わしく見えるマナーですが、お互いが気持ち良く釣りをできる仕組みがあるものです。

渓流釣り場で上手く釣りを行うコツ

自然の川で釣りでは、ベテランでも釣果が1匹も無いという事は珍しくありません。とても難しい釣りになりますので、少しでも魚を釣りやすくする為にコツを知っておく必要があります。まず、「魚を警戒させない事」を意識して、魚が餌に食いつきやすくするようにしましょう。また、「1つの場所に留まらない事」も大切なコツの1つです。下流から上流へ移動しつつ、釣り場を変えていきましょう。聞いてみると簡単ですが、実際に試してみるとでたらめにやるよりずっと良い方法が取れる事に気が付くはずです。釣りの経験を重ねるに従って自分なりのコツも掴めてきて、釣果に反映されていきます。

魚を警戒させない事として、移動を静かに行いましょう。大きな声を出したり、木々の枝を揺らしたり、水を蹴って音を立てたりと、魚を警戒させてしまう要因は様々にあるものです。魚を少し驚かせるだけでも、その場所で釣れなくなる事もありますので川では細心の注意を払って活動しましょう。1つの場所に留まらない事は、釣果を上げる為に大切なことです。例えば、最初は川岸から離れて手前を狙い、徐々に川岸へ近づいて対岸を狙う。魚が警戒して釣れなくなったら、上流へ移動して次の場所へ移動します。

まとめ

渓流釣りは、アウトドアの醍醐味を大いに味わえる釣りと言えます。単純に自然豊かな場所で釣りをするだけでなく、自然の中を自力で移動しつつ釣りを行うものです。道中には様々な発見がありますし、自然環境の中での活動には守るべきマナーが多く、また、良くも悪くも想定外の出来事が多くあります。これらに1つずつ対処する経験を積めば1人前の釣り人として成長していけるでしょう。楽しむ場所も楽しみ方も、そして釣りの方法も人によって様々です。山間部の川で孤独に釣りをするというスタイルから、他の釣り人との接点も少なく、釣り人それぞれが独自の知識が技術を持っています。これは逆に、他の釣り人との交流が生じる度に全く違った話ができるという楽しみにもなります。渓流釣りは他のアウトドアとは違った色濃い特徴を持つと言えるでしょう。