支笏湖釣り 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

支笏湖釣り 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

支笏湖は支笏洞爺国立公園内の周囲40km、深さ360mの日本の北限の不凍湖です。秋田の田沢湖に次いで日本では二番目に深い湖であり、屈斜路湖についで日本で二番目に大きなカルデラ湖(火山の活動で落ちくぼんだ土地、火山の元になっている場所)でもあります。

周囲には標高1320mの恵庭岳、1041m樽前山、1102mの風不死岳が並び、そこから流れ出てくる綺麗な水はヒメマスの養殖や、ふ化、放流も行われており、一般の釣り人でもにぎわっています(禁漁期間はなお6月1日~8月31日まで)

初心者に人気の支笏湖釣り場

支笏湖はルアー、フライ、餌釣り、トローリングなど初心者から上級者まで楽しめる釣りが魅力です。もちろん狙いはヒメマスとアメマスがメインですが、ほかにもイトウやウグイ、ニジマス、ブラウントラウト、サクラマスなどの淡水魚が狙えます。

初心者でも楽しめるポイントはモーラップ付近や苔の洞門付近で、そこでのルアーや餌釣りがお勧めです。モーラップはキャンプ場もありますので炊事にも良いですし、モーラップ、苔の洞門両方には売店やトイレもありますのでご家族連れや初心者でも安心して釣りを楽しむことができます。※営業時間が限られているので注意してください。

初心者にもお勧めなポイント(モーラップ、苔の洞門付近)ですが、こちらでもかなりの大物を狙える場所があります。まず、モーラップのキャンプ場の砂地で湖岸がせり出している場所は夕まず目に大物がヒットしやすい場所。そして、苔の洞門付近では駐車場から湖岸の左側方面(支寒内・シシャモナイ)あたりまで大物の回遊コースです。

お子さん、家族連れにおすすめの支笏湖釣り場

お子さんを連れていける場所としてはオコタンぺ川周辺、丸駒温泉付近が良いでしょう。オコタンぺ川ですとオコタンぺ湖へのゲートが開く時期からキャンパーで賑わう場所です。

ですから、釣りを楽しみ、その後キャンプ場でテントを張って泊まったりキャビンもありますのでお子さんも大喜びなはず。そして、炊事場もありますのでバーベキューもOKです。そして、丸駒温泉付近がおすすめな点はというと釣りを楽しんだ後日帰り入浴ができるということ。入浴料は大人1000円、子供500円(幼児200円)で、家族風呂もあります。そしてレストランでは日帰りプランも用意されているので休日のレジャーに最適です。

お子さん連れ、家族連れの場合、できるだけ危険を伴わない場所で、なおかつその他の楽しみもあったほうが良いです。北海道の国立公園内はヒグマ出没の恐れもあるので、できるだけ飲食は決められた場所で行うのが原則でもありますし、その点丸駒温泉付近やオコタンペ付近は人間の管理が行き届いているので安心です。※丸駒温泉の方にはくれぐれも迷惑の掛からない場所で釣りましょう。

ボートやフローターを使っての人気の釣り場

慣れてくるともっと沖に出て大物を狙いたい!という欲も出てくるでしょう。そういった場合はボートやフローターでの釣りが楽しいです。ヒメマス解禁になる6月1日からは貸しボートが多い日ですと一日200隻以上も出ます。

ちなみに貸しボート料金は手漕ぎで4000円、遊漁料金1540円がかかり、美笛、モーラップ、漁協事務所、観光センターで遊漁券を発行しています。(遊漁料は陸釣りで一日800円)ほかにもカヌーや、フローターも楽しいです。フローターというのは体を水面に浮かべたままで足にヒレをつけてこぐ浮き輪のような物や、オールを漕ぐことができるボート型の浮き輪のようなもので支笏湖フィッシングを満喫できます。

ボートやフローターを使ったフィッシングの際に気をつけなきゃいけないのが操作の仕方。借りるときや購入するときにしっかりレクチャーしてもらいましょう。

また、ヒメマス解禁区域は3か所(温泉付近~モーラップ、美笛~オコタン付近、ポロピナイ付近)とあるので、その辺を考慮して貸しボートを借りたり(ボート貸し出しもちょうどその辺に3か所あります)、フローターを使うのがお勧めです。なお、時間も決まっていて6月は3時~19時半、7月は3時半~19時半、8月は4時~19時までがヒメマスOKです。

ヒメマス、ニジマス、アメマス大物ポイント

マス、トラウト、大物狙いのポイントはニジマスやヒメマス回遊コースとしてその名も「姫鱒橋」「虹鱒橋」あたりがねらい目です。ここは良型のヒット率が高い場所。また、苔の洞門と美笛川の間のポイント「支笏トンネル」付近や、美笛川インレットという水量が多い場所、フレナイ川インレットも50センチを超える大物が狙える場所です。

そして、対面するオコタンペ川付近も40センチオーバーのアメマスが入れ食いになる確率の高い場所として知られています。仕掛けはルアーの場合はスプーン、ジグの7g~18g(ブラウントラウトには20gでもよい)、フライの場合は4番~8番のストリーマが良いでしょう。

釣れるときはニジマスの70センチオーバーや、ブラウントラウトの80センチオーバー、アメマスの50センチクラスなどの大物が狙いまくれる場所ばかりです。なお、ヒメマスには漁業権が必要で禁漁期間もありますが他のニジマスやトラウトには必要なく通年OKですのでドシドシ釣りましょう。※サクラマスは禁漁期間があります。

トラウト、マス狙いのルアーのコツ

コツというとルアーの場合は色と天気の組み合わせというのが一般的ですし、ミノーは春先が良いというのもよく聞く話。他にも、日中明るいときはスプーンで、それまではミノーとかいろいろと試してみるのも良い手。

初心者ならば近くの道具屋さんに相談するのもリアルタイムのネタが聞けるうえにスキルのアップにもなるのでお勧めです。あと、投げた後の動きでも魚がよってくる方法と、ただ魚が驚く方法があるので注意しましょう。特にスピナーを使う方はクルクルと回転する動きによって来るのでいかにも小魚が泳いでいるというのを想像するなり、プロの技を動画で見て勉強すると良いです。

基本的にミノーは魚の形をしたルアーのこと、リップという整流板で動きを演出します。スプーンはサケ狙いにも使う、その名の通りスプーンのような形状のもの。幅が広くなるにつれ大きな動きになります。そして、スピナーとは卵型のブレードがワイヤーに通されている物で回転しながら動きます。これらの動きをマスターすることがマス、トラウト狙いの1番のコツです。

まとめ

支笏湖は国内の湖の中でもっともトラウトの動きが強いと評判の湖。また、大きなマスやトラウト以外でもウグイやカジカなど、家族で狙えるような魚も生息しているのでレジャーにも最適な場所です。

そして、ここで1番大事なことはというとサケ・マスの禁漁に関して。密猟での罰則は近年強化され、サケは「懲役1年以下、または罰金50万円以下」、マスは「懲役6か月以下、または罰金10万円以下」から現在は「懲役3年以下 罰金200万円以下」となりました。

このように魚を保護している湖ですし、そのうえ、国立公園内ということもありますのでくれぐれも自然破壊につながるような行為は避けてフィッシングライフを楽しみましょう。